2015年8月7日金曜日

カフェほど素敵な商売はない(9)

 前回は、物件獲得と基礎工事について書きましたが、今回は「どんな店をやりたいか?」という基本のコンセプト作りについて。内装やメニューについては自分が好きな場所やフードを書き出すことから始めました。親方と一緒にカフェに限らず様々なショップを見に行って、フローリングの木材やドア、窓の好みを直接知ってもらうことにしたり、調理担当の相方とは作りたいものと作れるのものをリストアップして試作して仲間と試食会をしたり。素人ゆえの無茶もあり(料理器具を置くスペースも無いのに、本格派のガレットをやりたいとか)なかなかプランがまとまらない時、仕事でお世話になっていた音楽レーベルSublime Recordsの山崎さんからいただいたアドバイスがとても参考になりました。
 山崎さん曰く「カフェでも音楽でも“どんなお客さんに来てもたいたいか/どんな人に聴いてもらいたいか”を想像して、その人達が喜んでくれるものを提供するようにしたらいいよ。」 ケン・イシイ、DJ WADA、レイ・ハラカミ、サワサキヨシヒロなど超人気アーティストを擁するレーベルオーナーでもあり、ご自身も人気DJ としてフロアのお客さんを盛りあげる山崎さんの言葉はとても心に響いたのです。
 まだ未知の「私のカフェのお客さん」を想像してみると、こんな方たちが浮かびます。
・騒がしい場所は嫌い
・読書好き
・音楽好き
・アート好き
・映画好き
・好奇心旺盛
・流行りのフードより、ほっとできる食べ物やお茶が好き
・ちょっぴり変わり者、。エトセトラ、エトセトラ…。
 そう、この人達が喜びそうな音楽や空間、メニュー作りをしよう! こうやって一歩一歩とクワランカ・カフェが現実化していきます。
 つづく

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